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婚外子、平等相続の判決…最高裁決定で東京地裁

 結婚していない男女間の子(婚外子)である東京都内の40歳代男性が、結婚した夫婦の子と同額の相続を求めた訴訟で、東京地裁(花村良一裁判長)は28日、婚外子の相続分を半分とした民法の規定を「違憲・無効」とした9月の最高裁決定を踏まえ、男性の請求を認める判決を言い渡した。

 最高裁決定を基に、婚外子に平等な相続を認めた判断は初めてとみられる。自民党内の反対などで、規定を削除する民法改正の動きが滞る中、司法が相続格差の是正を先行させた形だ。

 判決などによると、男性の父親は2006年に死亡。当時、男性は認知されておらず、父親の妻と3人の子供が遺産を相続した。後に男性は婚外子と認められ、11年に提訴した。

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「ゲイでなく普通に生まれたかった…」“愛”に飢えた被告の苦悩

 【法廷から】

 愛した人は皆、自分から離れていく-。元交際相手の男性2人の実家に放火、その家族計3人を殺害したなどとして、現住建造物等放火や殺人などの罪に問われた男性被告(47)の裁判員裁判。DV、ストーキングから放火殺人まで躊躇(ちゅうちょ)なく犯行を繰り返した残虐性とともに、「愛」に執着した被告の苦悩も浮かび上がった。(時吉達也)

 妻と生活する同性愛者の被告が、交際相手の男性と3人で共同生活を送った上、別れ話のトラブルから交際相手の家族を殺害する-。そんな特異な犯行が山形、東京で繰り返されたことから、この事件は捜査段階から注目を集めた。

 起訴状によると、被告は平成22年10月に山形市で、23年11月には東京都江東区で、元交際相手の男性計2人の実家に放火するなどし、その家族計3人を殺害したとされる。東京の事件では妻が共犯として起訴され、懲役18年の実刑判決が確定している。

 検察側は冒頭陳述や証拠調べで、両事件では、被告のDVを理由に交際相手側が同居を解消する▽実家に戻った交際相手を複数回にわたり被告が連れ戻す▽同居再開の妨げとなる相手の親を殺害する-という共通の経緯をたどったと説明。さらに、東京事件での犯行状況を、次のように詳述した。

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記事本文の続き プラスチック製の大きなたらいを逆さにして、その上に被告と妻が腰掛けている。たらいの中では、交際相手の家族の女性が必死に声を上げていた。「熱いっ」「嘘をついてごめんなさい」「許して」。交際相手の居場所を突き止めるため、被告と妻は火の付いた練炭とともに女性をたらいの中に閉じ込めた。女性の叫びを無視し、被告らは座りながら自宅に残してきた愛犬の話を続ける。「ごはんは大丈夫かなあ」。2時間後、女性は一酸化炭素中毒で息絶えたという。

 交際相手の家族殺害にまで発展するトラブルとは、何だったのか。地裁内の別室と法廷を結ぶ「ビデオリンク方式」で証人尋問に応じた東京事件の元交際相手の男性が打ち明けたのは、ありふれたささいな不満だった。

 証人「『共同生活に溶け込んでいない』『飼い犬を好きになってもらわないと困る』。そんな内容でした」

 取るに足りない内容に見える問題だったが、被告の説教は「長い時は7、8時間続いた」(男性)という。山形事件の交際相手の男性も同様のトラブルから激しい暴力を受けたことをきっかけに警察に相談、同居を解消していた。

 被告の気性の激しさを最もよく知っていたのは、14年に被告と結婚した妻だ。2人は男女関係にない友人同士だったが、仕事上の必要性から籍を入れ、同居していたという。証人尋問で、事件に加担した理由について裁判官に問われると、涙ながらに訴えた。

 証人「機嫌が悪くなると何をされるか分からない。籍を入れて間もなくのころ、テニスラケットで2畳分のガラスの引き戸をめちゃくちゃに割ったこともありました」

 裁判官「物に対してだけでなく、証人が暴力を受けたこともありましたか」

 証人「髪の毛を引っ張り床を引きずりまわされたり、木の棒で頭を殴られたり。(東京)事件後は机のご飯を全部ひっくり返したり、天ぷら油を腕にかけられることもありました」

 犯行に加わった経緯について問われると、声を震わせて続けた。

 証人「人を殺すのはとんでもないこと。でも、逆らえば私が殴り殺されるかもしれない。怖くて、何も言えませんでした…」

 一方、弁護側は被告が交際相手に送ったメールの記録などを示し、激高した際に見せる暴力性とは対照的な日常の「素顔」を強調した。

 「夢のような時間でした。お母さん大切にしてあげてね」。山形事件では犯行前、いったん仲直りし観光を楽しんだ男性へのメールにそうつづった。「今日は唐揚げ作るから、まっすぐ帰ってきてね」。東京事件の男性との交際では、炊事や洗濯の一切を請け負い、男性に尽くしていたという。

 弁護側は、被告の家族、家庭への強い思い入れが、時に「共同生活への配慮が足りない」などと交際相手への過剰な要求につながったと指摘した。証人として出廷した実姉は、被告の子供時代の家庭環境にも言及した。

 証人「両親の夫婦仲はあまりよくありませんでした。父は酔っ払って母に手を上げたりしていました。私は怖くて何もできませんでしたが、弟は5歳くらいの時からいつも母をかばっていました。父に聞いた話では、母に手を上げた時、中学生の弟に羽交い締めにされ『もうかなわない』と暴力を止めたと言っていました」

 愛する母が平成6年にがんで死亡した際、被告は「僕も一緒に死にたかった」と漏らしたという。

 被告の妻も、証人尋問で哀れみの視線を向けた。

 証人「愛情不足で、性格がひん曲がってしまったのかな、と感じます。寂しがり屋のはずなのに、愛情表現を知らないまま大人になってしまったのかな。かわいそうな人なんです」

 被告はさらに、同性愛者という社会的マイノリティーとして生きることの苦しみを、妻にこう吐露していた。

 「ゲイはねちっこい人が多くて好きじゃない。できれば、普通に生まれたかった…」

 23日の論告求刑公判で、検察側は「執拗なストーカー行為の末に落ち度のない家族を殺害した。冷酷極まりない犯行」として死刑を求刑。弁護側は「自己中心的で相手に固執する性格は、本人にはどうしようもない生まれ育ちの影響もある」と強調、「更生の余地がまったくないとはいえない」として極刑回避を求めた。判決は6月11日に言い渡される。

 逮捕後に自殺を図った被告を、証人出廷した医師は「鬱状態」と診断。10日間に及んだ審理では被告人質問も実施されたが、「わかりません」と繰り返すなど、被告が自分の言葉で事件を振り返る場面はほとんどなかった。

 「家族」を追い求め、「家族」を奪い、「家族」を失った被告。公判が、自身の人生を見つめ直す機会にならなかったとすれば、残念でならない。

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「ありふれた表現」「アイデアの範疇」──グリー逆転敗訴の釣りゲーム訴訟・二審判決文

 釣りゲームの著作権を侵害されたとしてグリーがディー・エヌ・エー(DeNA)にゲームの配信差し止めと損害賠償を求めた訴訟の控訴審・知財高裁判決は、グリーの主張を全面的に退け、DeNAの釣りゲームは著作権侵害には当たらないと判断した。

 このほど公開された判決文(高部真紀子裁判長)によると、両社の釣りゲームに共通するユーザーインタフェース(UI)などについて、著作権法で保護されない「アイデア」や、釣りゲームならではの「ありふれた表現」だと判決は指摘。具体的な表現は異なっており、DeNA作品からグリー作品の表現上の本質的な特徴を直接感得することはできないとして、著作権の侵害を認めなかった。

●アイデアと著作権

 「アイデア」は著作権法では保護されないという大前提がある。著作権法が保護するのは「著作物」であり、著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」(著作権法)。保護されるものは具体的な表現であり、そのもとになったアイデアではない。アイデアに著作権を認めないことで自由な創作が可能になっている。

 一方、アイデアは特許法で保護される。ただ、著作権と違い、特許は国に出願し、審査でその先進性を認められる必要がある。

●創作か、ありふれた表現か

 グリーは、DeNAの釣りゲーム「釣りゲータウン2」について、魚を釣り上げる際の「魚の引き寄せ画面」や、ゲームのトップ画面のリンクの配置や画面遷移などについて、グリーの「釣り★スタ」に酷似していると主張。グリー側はDeNA作品がグリー作品の「翻案」に当たるとし、翻案権と同一性保持権、公衆送信権を侵害されたとしてDeNA作品の配信停止と損害賠償を求めていた。

 DeNAはこれに対し、問題になった表現について、作品は釣りという「普遍的なテーマ」をモチーフにしたゲームである以上、「ありふれた表現」とならざるを得ない部分が多くあり、かつ画面サイズや操作系に制限がある携帯電話向けであるという前提から生まれたアイデアに基づくありふれた表現であり、創作性はないなどと主張して争っていた。

 一審・東京地裁判決は、トップ画面が画面遷移などについてはありふれた表現として著作権侵害を認めなかったが、「魚の引き寄せ画面」について著作権侵害があったと判断。DeNAに対し配信差し止めと約2億3400万円の損害賠償支払いを命じた。

 DeNAは即日控訴し、二審は著作権紛争などが専門の知財高裁で審理された。

 DeNA側は一審判決について、「魚の引き寄せ画面に採用された、特許登録もできないような極めてありふれたルール(アイデア)にヒントを得たにとどまる作品についても著作権侵害とすると、ゲームにおけるジャンルの形成を阻害するだけではなく、釣りゲームという普遍的なゲームジャンルにおいて極めて簡単なゲームのルールさえ使用できなくなる結果を生み、ゲーム製作に対する甚だしい萎縮効果をもたらす」として批判していた。

●「翻案」とは

 知財高裁判決では、著作物の「翻案」について、(1)既存の著作物に依拠し、(2)かつ、その表現上の本質的な特徴の同一性を維持しつつ、(3)具体的表現に修正、増減、変更などを加えて、新たに思想又は感情を創作的に表現することにより、(4)これに接する者が既存の著作物の表現上の本質的な特徴を直接感得することのできる別の著作物を創作する行為──であり、表現自体ではない部分や表現上の創作性がない部分で既存の著作物と同一性があるだけのものを創作する場合は翻案と呼ばないことを確認している。

●著作物として保護されるべき表現か、アイデアか

 知財高裁判決は、グリー作品の「魚の引き寄せ画面」について、(1)ありふれた表現である、(2)アイデアの範疇に属する──として、DeNA作品がグリー作品の翻案権などを侵害しているとは認めなかった。

 判決ではまず、両社のゲームにおける「魚の引き寄せ画面」について、(1)水中を真横から水平方向に描いている、(2)画面中央に三重の同心円と黒い魚影、釣り糸が描かれている、(3)背景は水の色を含め全体的に青色で、下方に岩陰が描かれ、釣り針にかかった魚影は水中全体を動き回るが背景の画像は静止している──という点で共通していることを指摘した。

 その上で、次のように判断した。

 (1)釣りゲームで水中のみを水平から描く釣りゲームは両社の作品以外に少なくとも5作品はあり、ありふれたものと言える。

 (2)水中の画像に魚影、釣り糸、岩陰を描くこと、水中の画像の配色が全体的に青色であることは他作品にも見られ、また実際の水中の映像と比較してもありふれた表現だ。またDeNA作品の青色はグリー作品に比べ明るい色調であり、同一の青色を使っているわけではなく、岩陰の具体的な描き方や位置も必ずしも同一とは言えず、具体的な表現は異なっている。

 (3)三重の同心円の採用は従来の釣りゲームにはなかったため、DeNAのゲームはグリーのゲームからヒントを得たものと推測される。だが同心円の採用は弓道や射撃、ダーツなどの同心円を釣りゲームに応用したというべきであって、釣りゲームに同心円を採用すること自体はアイデアの範疇に属する。同じ同心円と言ってもその具体的な表現は両社のゲームで異なり、印象は必ずしも同一のものとは言えない。

 (4)黒色の魚影と釣り糸の表現についても、釣りゲームで魚や釣り糸を表現すること自体はありふれたものだと言うべきだ。魚を魚影で表現すること自体はアイデアの領域であり、また釣り上げに成功するまでの魚の姿を魚影で描き、釣り糸も描いているゲームは以前から存在しており、ありふれた表現と言うべきだ。しかもその具体的な表現は両社のゲームで異なっている。

 (5)静止した同心円と動き回る魚影の位置関係で釣り糸を巻き上げるタイミングを表現している点に「表現上の本質的な特徴がある」とグリーは主張するが、Flashゲームではタイミングを図ってクリックするというルールは一般的であり、一定のタイミングで決定キーを押することを「成功」とし、一定回数「成功」した場合にステージクリアとすることは「ゲームのルール」であり、これはアイデアの範疇に属する。

 ──と論じ、「魚の引き寄せ画面」については「DeNA作品の表現から、グリー作品の表現上の本質的な特徴を直接感得することはできない」と結論。DeNA作品による著作権侵害を認めなかった。

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再犯の恐れか、差別か アスペルガー症候群被告への求刑超え「懲役20年判決」への賛否 

 広汎性発達障害の一種、アスペルガー症候群の男が起こした殺人事件の裁判員裁判で、「社会に受け皿がなく、再犯の恐れが強い」として、検察側の求刑(懲役16年)を超える懲役20年の実刑判決が下されたことが、議論を呼んでいる。判決は「許される限り長期間、刑務所に収容することが社会秩序の維持に資する」とまで言及した。刑事司法に詳しい有識者や裁判員経験者は「一般国民の感覚に沿った妥当な判決」と評価したが、発達障害者の支援団体などからは「障害への理解が足りない」と批判の声も上がった。(前田武)

■「再犯の恐れ」

 波紋を呼んだ判決は7月30日、大阪地裁で言い渡された。大阪市平野区で昨年7月、姉=当時(46)=を殺害したとして、殺人罪に問われた無職の男(42)に対する裁判員裁判だ。

 河原俊也裁判長は、犯行の背景にアスペルガー症候群の影響があったことを認定。その上で「家族が同居を望んでおらず、障害に対応できる受け皿が社会にない。再犯の恐れが強く心配される」として、検察側の求刑を4年上回る懲役20年を言い渡した。

 この量刑は当然、一般国民から選ばれた裁判員6人と法律のプロである裁判官3人が、評議で十分に話し合って決めたものだ。

 判決は「計画的で執拗(しつよう)かつ残酷な犯行。アスペルガー症候群の影響を量刑上大きく考慮すべきではない」と指摘。男に反省がみられない点も踏まえ、「十分な反省がないまま社会に復帰すれば同様の犯行に及ぶ心配がある」と述べ、殺人罪で有期刑の上限となる懲役20年が相当とした。

 事件の内容や犯行態様、結果の重大性、反省の度合い、更生の見込みなどを検討しており、量刑を導き出す手法として通常のやり方から大きく逸脱したものではない。

■逆恨み募らせ…

 今回の判決で認定された事件の一部始終は理不尽極まりないものだった。

 男は小学5年生のころから不登校になり、それから約30年間ほとんど自宅に引きこもる生活を続けてきた。中学校の転校を望んだこともあったが実現せず、姉のせいだと勝手に思い込んで恨むようになった。

 その後、男は自殺を考えるようになった。インターネットで自殺の方法を調べようと思い立ち、姉にパソコンを買うよう無心。ところが、姉が買い与えたのが中古のパソコンだったことから、さらに恨みを募らせた。

 姉は引きこもり生活を続ける男に生活用品を届けるなどしていたが、昨年7月13日ごろ、「食費などは自分で出しなさい」との書き置きを見た男は、姉の報復だと受け止めて殺害することを決める。

 同7月25日、男は自室を訪れた姉の腹などを包丁で何度も刺し、姉は5日後に死亡した。男は逃げ惑う姉を執拗に刺し続けたという。判決は「姉は男の自立のために精いっぱいの努力をしてきた。身体的にも金銭的にも尽くしてきたのに理不尽に殺害された」と言及している。

 残された夫や子供の悲しみ、怒りは極めて大きく、「一生、刑務所から出られないようにしてほしい」と訴えたという。被害者(遺族)の処罰感情は、量刑を決める上で重要な判断材料の一つになる。

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10歳の少女に告訴能力は認められるか

富山地裁が年齢の低さを理由に少女(当時10歳11カ月)の告訴能力を認めず、富山地検の起訴を無効にした強制わいせつ事件について、7月3日の名古屋高裁の控訴審判決では少女の告訴能力が認められ、審理は差し戻しになった。

通常であれば告訴は被害者である少女の親権者から行なわれるが、この事件では少女の母親の交際相手の男が加害者であり、母親は共犯関係にあった。そのため少女の祖母が告訴を行なったが、祖母は事件を認識していなかったとして告訴は無効と判断された。少女は加害者への厳罰を望んでおり、検察側は少女の検察官調書を告訴とみなせると主張して争っている。

はたして、10歳の少女に告訴能力は認められるべきか否か。弁護士ドットコムに登録する弁護士に、賛否とその理由について意見を聞いてみた。

●「告訴能力は認められるべき」という立場からの意見

まず、告訴能力は認められるべきという立場からは、

「真実の発見にあたり、その10才の子供の証言しか得られないときには、これを頭から否定すると、真実の発見に差し支える」(居林次雄弁護士)

「告訴の意思というのは犯罪被害にあったことを申告し、加害者の処罰を求める意思ですから、小学校中学年ともなれば十分告訴の意思を捜査機関に伝えることは可能なはずです」(秋山直人弁護士)

「昭和32年の最高裁決定では13歳11か月の女子の告訴を有効としてきた。(~中略~)昭和32年と比べても格段に権利意識の高まった今日、10歳であっても十分告訴の意味を理解している子供が増えていると思う」(森田英樹弁護士)

「告訴能力の有無は、その者につき個別具体的に判断しなければならないのは成人の場合であっても当然の法理ですので、そのことは言うまでもないことですが、子供の権利保護の観点からも可能な限り肯定的に考えるべきであると思います」(比護望弁護士)

というように、10歳という年齢ならば告訴することの意味を理解できるのではないかということ、また通常であれば告訴する立場にある親権者からの告訴が期待できない場合に、本人の告訴能力を認めることで加害者への処罰を求めることができるようにすべきという意見も上げられた。

●「どちらともいえない」という立場からの意見

一方、「どちらともいえない」という立場からは、

「告訴をするには、その法的意味を理解する能力が必要です。10歳の場合はどうかなどと、一律に決めることはできません。ケースバイケースです。10歳で能力を有する子供もいるでしょうし、能力を有しない子供もいるでしょう。個別・具体的に判断するしかありません」(萩原猛弁護士)

「20歳で成人と未成年を分けるなど、画一的な基準で物事を決める法律という道具の弱点が現れる場面です。(~中略~)10歳児の告訴の意思の不十分さを補完する何等かのシステムが本当は必要でしょう。それなくして、10歳児に告訴能力はあるかを一般論として論じても言うだけになってしまいます」(梅村正和弁護士)

「一般論としては告訴能力は緩やかに認められるべきであると考えますが、強制わいせつ罪等を親告罪とした法の趣旨(被害者の名誉やプライバシーの保護)からすると、(~中略~)法益侵害が軽いために親告罪とされている器物損壊罪のような場合に比べれば告訴能力は厳格に判断するべきものと思われます」(馬場龍行弁護士)

「性的被害に合うことの意味、犯人が処罰されることの意味、性犯罪の被害が公開法廷で審理されることの意味などを理解できるかというと、ケースバイケースではありますが、一般的には難しいのではないのでしょうか。被害児童が性犯罪の被害の経緯を理解しているのかなどを公開法廷で審理すると、場合によっては被害児童に対して二次的被害を与えかねません。」(加藤英典弁護士)

というように、個別の事情によって判断すべきとしながらも、今回の事件のような性犯罪では告訴することで本人に二次的被害が生じる可能性があるため、10歳でそこまで考慮して告訴するかどうかを判断するのは難しいのではという意見も上がった。

なお、「告訴能力を認めることは難しい」という回答を選択した弁護士はいなかった。

●法律の弱点が現れる場面

梅村弁護士の言葉の通り、まさに「20歳で成人と未成年を分けるなど、画一的な基準で物事を決める法律という道具の弱点が現れる場面」であり、現実の事件にあたってどのような法解釈を適用するのか、法律のプロである弁護士からも様々な見解が示される結果となった。

差し戻し審では、裁判官はどのような判決を下すことになるのだろうか。その判決理由にも注目したい。

(弁護士ドットコム トピックス編集部)

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