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金正日、F-22を恐れ9日間バンカーで隠遁

昨年11月28日~12月1日に米空母ジョージ・ワシントンが参加した西海(ソヘ、黄海)での韓米合同訓練の期間を前後し、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が9日間にわたり地下バンカーに隠遁していたことがわかった。軍関係者は、「訓練に参加した米空軍のステルス機F-22ラプターに対する恐怖のために隠れていたとみている」と説明した。別の関係者は、「合同訓練の際にF-22が空中給油機とともに韓半島上空で待機していたと承知している。北朝鮮がミグ戦闘機を動員して挑発する場合、これを攻撃するのが任務だった」と話した。相手になるものがなく“空の支配者”(Air Dominance Fighter)と呼ばれるF-22は、グアムやアラスカ、日本・嘉手納の米空軍基地から発進する。

F-22が浸透する場合、現在の北朝鮮の通常のレーダーでは近くに接近しなければ探知できない。一般の航空機を400キロメートルの距離で探知する通常レーダーはmF-22が20~30キロメートルの距離に接近するまで探知できない。F-22の全面レーダー反射断面積(RCS)は鳥よりはるかに小さくて虫水準と比喩されている。防空網で対応する時間はないということだ。

米ステルス機の北朝鮮領空浸透と関連し、2004年に「文芸春秋」、2007年に「米空軍タイムズ」(Airforce Times)に、「F-117(旧型ステルス機)が夜間に北朝鮮領空に浸透し、金正日の20カ所余りの別荘のうち“彼がいると推定される”所を探して急降下し対応態勢を調べる作戦を行った」という報道がのせられた。ステルス第1世代機だったF-117は2008年に退役し、F-22ラプターに置き換えられた。金委員長はこういう状況に脅威を感じ隠れたものと軍はみている。金正日は脳卒中による健康不安説が指摘された2008年に80日以上、イラク戦争前後び2003年2~4月にも49日間隠遁した。

隠遁場所に対して軍関係者は「明らかにすることはできないが、地下バンカーであることは明らかだ」とした。軍情報系統に従事したある予備役将軍は「金正日の動きは24時間衛星で監視し主に彼の特別列車に集中している。動きがあいまいならば盗聴やヒューミット(人を通じた情報収集)など各種ソースを通じて追跡を進めるが、大部分が把握される」と話した。そのためソースが露出する危険性があり正確な隠遁場所は明らかにできないと説明した。金正日はたいてい20カ所余りの特閣と呼ばれる別荘を回ったり、白頭山(ペクトゥサン)の最高司令部最後方指揮所に滞在しているとされる。特閣には有事の際に待避可能な深い地下バンカーがあり、平壌(ピョンヤン)の指揮所には順安飛行場までつながる地下鉄があると脱北者らは話している。
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