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男たちが入籍日にこだわる理由とは

仲のいい友だちが、昨年入籍をしたというユミさん(仮名・30歳)。学生時代から一緒に旅したり、恋の相談をした友だちとあって、自分のことのように嬉しかったそうだ。
「私の彼もその友だちと何度も顔を合わせているので、さっそく彼に報告したんです」。
その時の彼の反応が、ユミさんにとっては意外なものだったという。
「口を開いてまず、『どうして、その日にしたのかなあ。せっかくなら、2011年11月11日にすればゴロがよかったのに』って言ったんです」。
友だちの入籍日は、その日より少し前。友だち夫婦にとっては、意味があるのかもしれないが、確かに他の人にとっては、あまり意味を感じない日付だ。
「私は、彼に言われるまで日付がまったく気にならなかったんです。それに、私たちは『交際記念日』みたいなものを作ったこともないのに、彼が他人の入籍日の日付にこだわるのが不思議で…」。
そもそも、入籍日とは何を基準に誰が決めるものなのか。既女に話を聞くと、最も多かったのが「二人で話し合って決めた」というパターンだ。最近では、結婚式前に同居と入籍を済ませておくカップルも多い。結婚式の日取りは、親戚や職場の都合を配慮しなければならないが、入籍は自分たちで選ぶことができるので、二人でいい日を吟味するというわけだ。
会社員のミキオさん(仮名・41歳)も、彼女と相談して、結婚式のだいぶ前に入籍をした。日付は、21世紀の初日となる2001年1月1日。
「ちょうどミレニアムイヤーだったので、せっかくなら、記念すべき日付にしたいなと思って。婚姻届を提出に行くと、同じことを考えていたらしいカップルが他にもたくさんいました(笑)」。
既女のハルカさん(仮名・34歳)の場合も、彼と相談して10月20日に入籍したという。
「10月に入籍するのがいいだろう、となったとき、20日を選んだのは、やはりゴロがいいからです。思い返すと、やはり夫の方が日付にこだわっていたかも。数字に意味を込めるタイプらしく、電話番号を決める時も、夫の方が真剣に吟味していましたからね」。
既女のリコさん(仮名・36歳)も、彼と相談して、二人にとって意味のある日に入籍した。その際、日付へのこだわりが強かったのは、やはり夫の方だったという。
「日付にこだわりのある男性って、けっこういるみたいですね。私は2010年の10月に出産したのですが、計画出産だったので、日付をある程度選ぶことができたんです。立ち会い出産希望だったので、夫が仕事を休みやすい日にしたところ、その話を聞いた夫の友達が、『せっかくなら、2010年10月10日にすればよかったのに』と本気で残念がってました(笑)。後から病院の人に聞いたら、実際にその日は予約がいっぱいだったそうです」。
しかし、それほどまでに、男性は「選べる数字」にこだわるのだろうか。既女のナナコさん(仮名・40歳)は、こう分析する。
「いろんな人に話を聞くと、入籍などは特に、ダンナさんが日付にこだわっている夫婦が多いですね。男性が日付にこだわるのは、ズバリ『忘れないため』。女性はカップルのイベントごとそのものにこだわりが強いので、しっかり覚えている人も多いですが、男性の場合、つい忘れてしまいがち。だからこそ、夫婦の記念日を覚えていられるよう、ゴロがいい日や記念日など、覚えやすい日にしたがるようです。私の周りでは、恋人を連想しやすい7月7日に入籍した夫婦も何組かいますよ」。
ちなみに、そう語るナナコさん本人は、自分の入籍日がいつだったか、毎年忘れてしまうのだとか。結婚して何年もたつと、男女ともに入籍日に対するこだわりも薄れてしまうよう。それでも、「忘れないように、覚えやすい日付に」と入籍日を吟味する多くの男性たち。そんな繊細な男ゴコロを、女は温かい気持ちで受け止めるべきかもしれない。

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