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大学受験生に贈る 本当の学力のすすめ

「地道に努力を」 ブックオフ会長・橋本真由美さん

若者が社会に出るまでに必要な「学力」とは何か。学校では、子供たちの学力を評価するのに「知識・理解」「技能・表現」「関心・意欲・態度」「思考・判断」の四つの観点を使っている。「やる気」「態度」も学力のうちと言える。5回目は、パートから社長になったことで話題を呼んだ橋本真由美ブックオフ会長に聞いた。

--橋本会長にとって、社会で生きるための「学力」とは。

 まっとうに生きるための骨格、基になる力だと思いますね。まっとうに生きるというのは、悪いことは悪いと判断できる、傷ついている人に手を差し伸べるやさしさを持っていること。そういう人間になるために必要なのが「学力」でしょう。それから心と体の「体力」も必要です。

--「学力」をつけるために必要なことは。

 素直さと、地道に努力することだと思います。学生さんが社会に出ると、それまでは少しくらい遅刻しても大丈夫だったのに、毎日きちんと起きなければならなかったり、あまり年の違わない先輩に叱られたりする。思ったような会社じゃなかったということもあるでしょう。心の病気になってしまうケースもありますよね。そういう時に乗り越える力が必要で、その一つは素直さではないかな。

--素直な人は乗り越えられる?

 怒る時は思い切り怒る。悲しい時、うれしい時もストレートに自分を出す人が、生き残っていけるのではないかと思います。私は「本音」という言葉が好きなんですけど、小手先で「いい人」になるのではなく、本音でぶつかる人です。仕事をする上で、そういう人とはつきあっていけるし、いろいろな立場の人がいる会社の中でも、信頼関係を築いて、コミュニケーションがとれると思います。信頼関係がないと、「心の扉」が閉ざされてしまって、どんなに話をしても通じないですから。

--「努力する」とは。

 目の前にあることを、こつこつやる。必ず結果に結びつきますよ。まもなく、新卒の社員が入ってくる季節ですが、「結果が出ない」とか「将来が見えない」なんて、入社して数カ月で言われると、本当に悲しいです。「まだわからないでしょう」と言いたい。まずは与えられた仕事を究める努力をする。その中で自分の好きなことが見つかるし、やりがいや目標もできます。

 私は栄養士だったので、(子育てが一段落した後の)再就職でも栄養士の仕事をしたかったんですが、叶わなかった。ブックオフという小さな古本屋がオープンするというのでパートで入りました。子供の学費のためでしたが、働き始めておもしろくなったんです。何もない棚に本を並べていく喜びに目覚めた。古本ですから、自分が加工して店頭に出した本が売れることに生きがいを感じたんです。

--社会に出る前の若者はどうすればいいでしょう。

 何でもいいので、一生懸命にやることです。「就職したら一生懸命に働くけど、今はアルバイトだから」と言って遅刻する人は、きっと就職しても遅刻すると思うんです。(ブックオフの)店でアルバイトを見ていて、「この人は社員にほしい」と思うのは、「売り上げを上げよう」「この商品を店頭に出せば、明日売れる」と、一生懸命考えて働く人です。社会に出ても、必要とされる人になりますよ。そして、毎日少しだけ、うまくいかない仕事の改善点を考えるとか、仕事に関係した本を読む時間をプラスする。その積み重ねで差が出ます。

--ご自身はどうやって身につけたと思いますか。

 子供のころの環境でしょうか。私が育ったのは雪国の福井県で、冬になると小さな村だけの閉ざされた世界でした。特に私が高校受験の年は「三八豪雪」(三八=昭和38年)と言われる大雪だったんです。町にも出られず、農作業もない中で、家族と村の人たちの関心事と言えば、子供の高校受験です。今思うと、すごいプレッシャーですよ。祖父母と一緒の生活で、超過保護に育てられていましたから、祖母は仏壇に向かって「どうか受かりますように」と毎日繰り返す。でも、一方で、「受験なんて小さなこと。落ちたってどうってことはないよ」とも教えてくれました。貧乏でしたけど、すごく愛されていたと思います。

--若者向けにお薦めの本を紹介してください。

 私はその時の自分の精神状態に合った本を選びます。利益を上げなければと思っている時はビジネス書、スタッフとうまくいかない時は人材育成の本など。文字が苦手な人には図解がお薦めです。

 今、寝室に置いてある本を紹介すると、自分の勉強のための「ストーリーとしての競争戦略」(楠木建著、東洋経済新報社)と「まんがと図解でわかるドラッカー」(藤島伸二監修、別冊宝島)。若い方には「ストーリー~」かな。佐藤(弘志・ブックオフ)社長が、みんなに読むようにと言った本です。企業の戦略にはストーリーがないとだめという内容で、事例がたくさん出ていて分かりやすい。【聞き手・岡礼子】

 ◇略歴
 1949年福井県生まれ。一宮女子短大卒。90年4月、ブックオフ1号店の開店スタッフとしてパートで働き始め、翌年8月入社。常務取締役、社長を経て07年から会長。タレントの清水国明さんは実弟。著書に「1日1回の『声がけ』で売上が伸びる!」(すばる舎)、「お母さん社長が行く!」(日経BP社)。
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