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英仏、軍事協力の背景 財政削減、老大国窮余の一策

英仏両国は11月2日、核兵器管理の共同研究や空母の相互運用に踏み込んだ2つの条約に署名した。金融危機による財政削減で、もはや一国では核抑止力と前方展開能力を保てなくなった“老大国”の両国にとって国際社会での影響力を維持するための窮余の一策だ。

フランスの空母は原子力艦シャルル・ドゴール1隻で、これが故障すると戦闘機が発着できる母艦を失う。英国も2隻ある空母のうち1隻と垂直離着陸機ハリアー80機を退役させるため、空母から飛ばす戦闘機がなくなる。そこで英仏の新たな防衛協力では、両国の空母や戦闘機を相互運用して1隻が常時、外洋に展開できる態勢をつくった。

 核兵器維持のための臨界前核実験施設を独自に持つ経費を節約するため核技術協力でも合意した。

 金融危機で財政が逼(ひっ)迫(ぱく)する英国は今後4年間で国防費を8%削減。フランスも3年間で4%減らす。未曾有の防衛協力の背景には、背に腹は代えられぬという事情がある。

 英仏両国はいずれも核保有国で国連安全保障理事会の常任理事国。昨年の国防費は英国が世界3位、フランスが4位で両国を合わせると2位の中国をしのぐ。武器輸出高でもフランスが4位、英国が5位だ。

中国の経済力、軍事力が拡大し、米国の関心が大西洋から太平洋に移る中で、英仏両国にとって今回の防衛協力で国際的影響力を残そうという狙いも大きい。
 ドイツが加わっていない理由について、英王立防衛安全保障問題研究所(RUSI)のアラスター・キャンベル欧州安保プログラム部長は「核も空母もドイツは持っておらず、参加できない分野だからだ」と解説する。
 英国は米国と核技術協定を結んでおり、核兵器の性能維持や開発に必要な臨界前核実験もこれまで米国頼みだった。今後50年に及ぶ核技術協力をフランスと進めるが、「核兵器の維持管理と将来的な核兵器の研究にとどめ、開発には踏み込まなかった」(軍事筋)。
 一方、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で採択された新戦略概念では、平時はNATO欧州連合軍最高司令官(米軍出身)の指揮下に入る英国の核と異なり、フランスはNATOとは関係なく核を保持する戦略が維持された。「NATOは核軍縮を協議する場ではない」として、オバマ米大統領の唱える「核兵器のない世界」に懐疑的なフランスの意向が働いたのは間違いない。
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