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<テニス>全豪開幕 錦織圭「もう若くない」、24歳の覚悟

 新シーズンの開幕からわずか2週間だが、最初のグランドスラム、全豪オープンが早や始まった。前週にメルボルン近郊のクーヨンで行なわれたエキシビション・トーナメントを制した錦織圭への期待が高まっている。

 エキシビション大会の優勝を公式戦と同等に扱うべきではないが、トップ10プレーヤーも出場していた大会で得た”自信”は大きな糧になる。「新しい錦織圭」を目指すシーズンのスタート、大きなテーマを持って臨んだ大会だったからなおさらだ。
■”チーム圭”に世界2位を迎える

 錦織は2014年を〈変化〉の年にしたいと言っている。そのために、”チーム圭”に元世界2位のマイケル・チャンを迎え、オフシーズンは新鮮な練習に取り組んできた。具体的には明かさなかったが、「技術的に少し変えたところもあり、そういうのは今まであまりなかった」と言う。チャンからは、「勝てる試合はしっかり勝ち抜く。体力消耗を防ぐためには、無駄に競らないこと」と強く言われているそうだ。

 その手段として、得意のフォアをもっと強い武器に磨き上げるトレーニングを行なってきた。激しい打ち込み練習に耐え、バックから回り込むパターンも繰り返してきた。それが実戦でどう発揮されるか。勝敗がランキングに関係なく、負けても次があるラウンドロビン方式のエキシビションは、その成果と調整箇所を確かめるのにふさわしい舞台だった。

■昨年感じた世界トップ10の壁

 変わりたい、変わらなければ……。
 錦織がそんな意識を抱くようになったのは、昨年経験したトップ10の壁のせいだろうか。一度は11位までいったが、あと一歩で念願叶わず、シーズン最終ランキングは17位に終わった。グランドスラムでも常に目標にしているベスト8に一度も届かなかった。

 日本のメディアは錦織に優しく、「今のままのテニスではこれが限界」などと決して言わないが、錦織自身はそのことに気付いていた。錦織にたびたび感心させられるのは、どんな状況にあっても自分や周囲を冷静に見ているところだ。

■ちやほやされる環境 錦織「日本にいると勘違いする」

 昨年、全米オープンのあとデビスカップで少し長い期間日本に滞在したが、そのとき「もうアメリカに帰りたいです」と苦笑いし、続けてその理由をこうつぶやいた。「日本にいると、勘違いするし…」。周囲からちやほやされる環境のことを言っていた。

 今や、日本のどこを歩いていても錦織だと気付かれるはずだが、そんなスター扱いにも錦織は、最初はともかくだんだんと疲れてくるらしい。居心地が悪いのだ。最近、居心地の悪さを感じ始めていたことは、他にもあった。今もなお「若手」扱いされることだ。

■テニス界における24歳 決して若手ではない

 12月29日に24歳になった。全豪オープン開幕前日の記者会見では「24歳ですからね……もうおじいちゃんです」と俯き、笑いを誘ったが、そんな冗談は「テニス界で24歳はもう若くない」という確かな実感があったからこそ出たのだろう。

 「焦りというか、一つずつ年をとっているなというのは感じています。なかなか次の若い選手が出てこないので、もう24なのに若手の中に入れてもらってますけど…。今年はそこを抜け出せるようにしたい。その意味でもトップ10入りは大きな目標になります」

■現在17位 真のトップに割り込むべき使命感がある

 現在17位だが、今のトップ20でその錦織よりも若い選手は、11位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ/23歳)と20位のジャージー・ヤノビッチ(ポーランド/23歳)の二人だけ。ラファエル・ナダルやノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレーという〈ビッグ世代〉のポストという意味で、錦織を含め〈若手〉と呼ばれるわけだが、そろそろ真のトップの中に割り込んでいかなくてはならない、という思いは強まる。それは、18歳でのツアー初優勝のときから、この世代を引っ張ってきた錦織の使命感と呼んでもいいのかもしれない。


■23歳までにトップ10の壁を破っている

 〈若手〉に向けられる視線は甘い。欠点も弱点も「まだ若いのだから」と大目に見てくれるし、未来というスペースがいくらでも逃げ場所になる。そんなところに居づらいとは、いかにも錦織らしい。

 さて、若手からの脱却という決意新たに臨む今シーズン、トップ10入りは果たせるか。現在トップ10にいる選手は全員が23歳までにその壁を破っているのだが、もう少し視野を広げてみよう。トップ100ランカーの中にかつて一度でもトップ10入りした選手は27人いるが、そのうち11人は24歳以降に実現させた。

 だから大丈夫、チャンスは十分……否、そんな悠長な励ましは、今の錦織には多分そぐわないだろう。

(文責・山口奈緒美/テニスライター)
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