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ブレーク寸前、奈落の底に! はい上がったミスユニ埼玉代表・薗田杏奈さん

 世界に通用する容姿と内面を兼ね備えた日本女性「ミス・ユニバース・ジャパン」を47都道府県の代表から決めるため、昨年11月、埼玉県でも県代表を選ぶ大会が行われた。350人の応募者から栄冠を手にしたのは、所沢市の保育士、薗田杏奈(そのだ・あんな)さん(25)。ファッションモデルや女優として芸能界で活動し、ブレーク寸前に奈落の底にたたき落とされた過去を持つ。円形脱毛症、対人恐怖症、引きこもり…。地獄を乗り越えた彼女は「私の体験を伝えて同じ悩みの女性を救いたい」と立ち上がった。(さいたま総局 安岡一成)

ミスユニ埼玉大会でグランプリとなった薗田杏奈さん



 「私はブログのなりすまし被害に遭い、円形脱毛症にもなりました。乗り越えた今、その体験を伝えたい」

 昨年11月2日、深谷市内で開かれたミス・ユニバース日本代表の候補者を選ぶ埼玉大会。最終審査のスピーチで、華やかな衣装に身を包んだ美女たちが明るく前向きに思いを語り、特技を披露する中、涙ぐみながら切々と自らの苦労を語る彼女の姿があった。その1時間後、彼女はグランプリを獲得し、スポットライトと喝采の拍手を浴びた。

 くっきりした目鼻立ち、白い歯、長いまつげの大きな瞳…。メリハリあるスレンダーな体形は7歳から続けているクラシックバレエで磨き上げたもの。カメラのレンズを向けたら一瞬で完璧(かんぺき)な表情を作れるのは14歳でスカウトされたファッションモデル仕込みだ。

 次々とオーディションを勝ち抜き、同級生が読むファッション誌に登場したり、女優として連ドラに出演したり…。全国的にブレークするのも時間の問題といわれた。何もかもが順風満帆だったが、転機は20歳すぎにやってきた。

 「14歳のとき、自分でもよく分からない世界に入れてしまい、レールを敷いてやれなかったことは親としても申し訳ないと思う。でも、本当は何になりたいの?」

 寡黙な父と久しぶりにじっくり話したとき、父の言葉にはっとさせられた。

 「周囲にちやほやされすぎて有頂天になっていないか。このままだと人としてダメになるのではないか」。こんな迷いを見抜かれたようだった。答えは出せないままだったが、いったん所属事務所を辞めることでじっくり考えようとした。

 その途端、関係者による激しい嫌がらせが始まった。ブログを乗っ取られ、虚偽内容を書かれた。所属していた事務所の悪口、有名タレントとの交際…。すべてが真っ赤な嘘なのに、全部自分が暴露したことになっていた。事情を知らないファンからは、当然、人格を疑われた。ネット上では心ない書き込みによる攻撃が相次いだ。

 「これは私がやったことではない」と、関係先への火消しに追われる毎日だったが、あまりに大きなショックとストレスが彼女の心身をむしばんだ。対人恐怖症、アレルギー、円形脱毛症…。

 実家から一歩も出られなくなった。ひとりで泣いたり、両親に当たったり、ふらふらと深夜徘徊(はいかい)したり。「なんでこんな目に…」。暗闇の中でもがくばかりの日々が1年続いた。

 「保育士補助をやってみないか」。ある日、保育園の園長をやっている兄にこういわれた。「子供の純粋な気持ちと向き合ってみれば、自分を変えられるかもしれないよ」。

 半信半疑で、帽子をかぶって現場に出た。そこで目の当たりにしたのは子供たちのまっすぐな瞳だった。

 「体の底から表現する喜び、悲しみ、怒り…。こっちが向き合えば、気持ちに答えてくれる」

 子供たちに救われたようだった。だが、仕事はきれいごとだけではすまない。生後6カ月の乳児もおり、命を預かる仕事でもある。わずかな失敗も許されるものではない。

 そんな責任感の中、彼女は徐々に自分自身を取り戻していく。ある日、帽子をとった彼女の小さな異変に両親が気づき、こう言った。

 「あ、髪の毛が生えてきてるよ!」

 円形脱毛症や皮膚炎が完治したころ、芸能界を辞めて約3年がたっていた。「こんな経験をしたのは自分くらい」と考えていたが、医者からは女性の社会進出増加に伴って、同様の症状で悩む女性が多くなったと聞いた。

 「私が体験を発信することで同じ悩みの女性たちを救いたい。病を乗り越えて、やっと強くなった。思いを伝えられる位置に行きたい」

 そう考えた彼女は、すぐにネットでミスユニバースの応募要領を確認していた。

 「モデルをやっていたことも含め、どんな過去も無駄にしたくない。外見以上に内面を重視するミスユニバースに、今なら挑戦できるかもしれない…」

 こんな思いを、埼玉大会のスピーチで堂々とぶつけた。

 現在、本大会に向けトレーニングに励むかたわら、警察署の一日署長や自治体のイベントなどにゲスト出演し、花を添えている。

 今は埼玉代表だが、日本代表になったときに何を訴えるのか。まずは日本人に向けて、と問うと、彼女は最近、零戦で出撃に向かうパイロットの若者が主人公の映画「永遠の0」を見たことを話し始めた。

 「今の日本はとても幸せ。あの時代と比べたら、自分が一生懸命に乗り越えた苦しみも、とても小さなものだと思う。あの時代に命を賭けて国を守ってくれた人たちがいたから、今の私たちがいる。それを知ったら、もっともっと頑張れますよ、私たち」。

 では世界に向けては-。「日本の女性の美しさって、忍耐だとか我慢強さだと思う。おもてなしももちろんだが、それを支える思いやりの心。こんなにも素晴らしいものは日本にしかないということを伝えたい」

 歴史と伝統を受け継ぐことで輝きを増す、日本人女性の美しさ。これを伝えようとする彼女の挑戦は、始まったばかりだ。

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