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店長過労死…作り笑いのマック店員 「悲劇繰り返せばハッピーセット売れない」

【過労死の国・日本-労組の存在意義】(2)

 「店長が死にました。上司が勤務管理表を確認しにきました」。ホームページの投稿欄に店員とみられる人物から匿名で書き込まれた情報が端緒となり、労働組合が動いた。

 日本マクドナルドで店長を務めていた寺原あおい=当時(41)、仮名=は平成19年10月、研修中に倒れ、くも膜下出血で死亡した。企業内労組「日本マクドナルドユニオン」は、勤務先だった横浜市内の店舗を独自に特定。寺原の遺族とも接触したという。

 神奈川県内の店長で中央執行委員長の岡田篤(50)は、直後に訪ねた寺原の店舗の光景が忘れられない。店員たちは作り笑顔で、うつむきながら接客していた。

 「こんな悲劇を繰り返したら、マックは『ハッピーセット』を売れなくなる」

 寺原の残業は会社の記録上、月20~40時間だったが、岡田ら組合員は寺原が通勤で使っていた店舗近くの公営駐車場を割り出し、情報公開請求で入出庫記録を入手。遺族から提供を受けた携帯電話のメールと突き合わせ、実際の残業が最長月121時間にのぼっていたと推計した。過酷な労働実態を浮かび上がらせたのだ。

名ばかり管理職

 19年からの3年間、マクドナルドは店長の労務管理をめぐる2つの問題に直面していた。ひとつは寺原の過労死。もうひとつが「名ばかり管理職」だ。

 名ばかり管理職とは、経営者と一体でなく職務権限を持たないのに、労働時間規制のない「管理監督者」とみなされる従業員のことだ。20年1月、東京地裁が男性店長への残業代の支払いを会社に命じた判決を機に、社会問題になった。

 原告の男性店長は企業外の別の労組に個人加盟しており、組合員ではなかったが、労組は訴訟を支援。会社は20年5月、全店長に残業代を支給すると表明し、これによって名ばかり管理職は解消された。

 しかし、当時の労組執行部はその後も正社員である店長の待遇改善に固執。パートやアルバイトから反発を招いたというのだ。

 一方、寺原の過労死は20年9月に労災申請され、労働基準監督署が一度は退けたものの、21年10月に神奈川労災保険審査官が逆転認定した。前後して委員長に就任した岡田は、過労死防止へと活動の舵(かじ)を切った。


協調しない労使 

 労組は21年12月、会社側と画期的な取り組みを進めることで合意した。店長に集中する業務のうち、優先度の低い売上金の集計などを、実力あるパートに任せようというのだ。こうした「ワークシェアリング」が進めば、正社員の過労に歯止めがかかり、代わりにシフトに入る非正規労働者の収入は増える。

 労組から持ちかけた提案に会社が乗った形だが、岡田は「けっして労使協調ではない」と言い切った。

 労使協調が行き過ぎると、「なれ合い」「癒着」と批判を浴びることも少なくない。が、マクドナルドでは労使間で労働協約が結ばれておらず、労組には、ストライキなどを行わない「平和義務」も存在しない。

 そうでありながら、労組はサービス残業など労働基準法に違反する情報を組合員から集め、会社に改善を要請。これまでのところ、会社もすぐ監査に入り、是正を促しているという。

 協調か、対立か-。明確に分かれるのではなく、適度な“緊張関係”の中で、労組と企業が問題解決にあたる。

 岡田は言う。「会社と同様、私たちにもマクドナルドへの誇りがある。会社には過労死を二度と出さないよう、そしてブランドを傷つけないよう、健全なビジネスをしてほしいだけなのだ」(敬称略)

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