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ミラノダービーでインテルを勝利に導いた長友。キャプテンを託されたことが意味することとは?

「彼を探したんだ。カピターノ、カピターノってね」
「チャオ、カピターノ」

 長友がミックスゾーンで我われ報道陣に取材対応しているとき、背後からサムエルが表情を崩して茶々を入れてきた。

 彼は、自身5度目の出場となったミラノダービーで、サネッティ、カンビアッソと渡ったキャプテンマークを後半37分から巻かされた。そして後半41分、パラシオの芸術的なヒールシュートにより1-0で勝利。

「Chi non salta rossonero e!!(飛ばない奴はミラニスタだ)」とサポーターが歌うチャントにあわせ、喜ぶ選手の輪の中で、長友を探してお辞儀をしたのは本家カピターノ。「彼を探したんだ。カピターノ、カピターノってね」とサネッティは喜んでいた。

 このチームに受け入れられ、認められ、すっかり愛されていることの証だ。「感動した。インテルという伝統あるクラブでキャプテンマークを巻けたのは僕自身本当に誇りに感じるし、みなさんに感謝したいなと思う」と長友は語った。

 もちろんその信頼は、彼自身のたゆまない努力によって勝ち取ってきたものでもある。垣根を作らず人に接するコミュニケーションの姿勢もそうだし、練習から試合にまで全力を尽くす姿勢もそう。

 しかしそれは単に姿勢「だけ」が認められたわけではない。とりわけ後者の部分、出し惜しみをしない運動量については、このミラノダービーで勝負を分ける重要なポイントとして作用した。

前半は慎重なポジショニング。それにはワケが
 前半はおとなしめだった。前線へ攻め上がり、右足のアウトサイドでパラシオへパスを送った3分のプレー、またタイデルのアーリークロスに反応し、ファーから走り込んでヘッドで合わせた24分のシュート、また28分のミドルと攻撃に絡んだシーンはそれなりにあったものの、攻め上がる回数はいつもよりも少なかった。

 原因は二つある。まずは警告累積で出場停止となったアルバレスの不在だ。普段なら彼が前方のスペースに飛び出し、ボールをキープしてくれることで“タメ”が出来る。しかしこの日はそれがない。しかもパラシオもミランのCB陣に囲まれ孤立していたため、ボールが縦へと行かず、長友がフォローに走り込む前提自体が出来ていなかった。

 もう一つは、ミランの守備だ。「リーグ最多の得点を取っているインテルの得点源はパラシオだけではない。グアリンや両WBも要警戒」とアレグリ監督は語っていたが、その通りにサイドはまずボランチのポーリがプレスを掛けてフタをし、後方のスペースもSBのデ・シリオが閉じる。前半、この二人は特に精力的に動いてきたため、長友も引き気味のポジションを取らざるを得なくなった。

 しかし長友が慎重なポジションを取る時、後半に向けての駆け引きが彼の中で始まっている場合がある。この試合でもそうだった。

「相手は90分間持たないと思っていた。確実に彼(デ・シリオ)より走れる自信はあったから、走力で勝負しようと思った」という言葉通り、後半は完全にギアを入れ替え、対面のサイドを押し込んだ。

決勝点を生んだ、長友の布石
 後半13分、前線に攻め上がったのちに、ヘッドで縦パスをそらしパラシオへパス。15分にはデ・シリオをターンで交わしてクロスを上げる。21分には中に切り込んだ後にミドル。

 それらのフィニッシュワークは全てが正確なものとは言えなかったが、『量』を繰り出したことは着実にミランの脅威となっていた。特にミラン選手全体の足が止まった30分以降、デ・シリオはもちろんのこと、途中出場したコバチッチのチェックにも忙殺されるポーリもまとめて料理していた印象だった。

 そしてインテルの決勝点は、そんな布石のもとに成り立った。左サイドを集中して畳み掛けられたことで、ミランはこのサイドに寄せられる。その頃には、逆サイドの守備は極めてルーズに。ドリブルで中へと切り込んだ長友は逆サイドでフリーになっていたジョナタンへと展開し、そこからグアリンを経由して、パラシオのゴールへと繋がっていった。

 パスやドリブルでボールを回すことと同時に、サッカーというスポーツにおいては走ることもプレーの重要な根幹をなすものである。守備をこなしつつ、攻撃にも頻繁に顔を出し、サイドで相手を追い込んで行く長友の走力は、もはやインテルの重要な武器であり生命線だ。キャプテンマークが回ってきたことは、その重要性が認められていることの証でもある。

「私の好きな選手で、チームにとっても非常に重要。今日は後半素晴らしいプレーをしてくれたが、フィニッシュワークで落ち着けるようになれば、もっといい試合になったはずだ」

 試合の会見でマッツァーリ監督は長友を称えつつ、さらに注文をつけた。無難なほめ言葉に終わらなかったことが、期待の大きさを逆に示す。来年以降の成長が、さらに楽しみだ。
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