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“バラエティー史”そのもの「笑っていいとも!」の功罪とは…

 タモリさんが司会を務めるフジ・関西系のバラエティー番組「笑っていいとも!」(月~金曜正午)が来年3月末で終了します。昭和57年10月の開始ですから足かけ32年。最高視聴率27・5%(平成4年3月20日)、「単独司会者による生番組最多回数」でギネスブックに掲載されたモンスターも、さすがに最近はマンネリの印象が否めませんでした。

■レギュラー290人

 それにしても、終了を発表した先週22日の放送は唐突でした。恥ずかしながら僕はノーマークで、VTRで確認した次第。局が発表するのではなく、ご本人の口から-というのも長年の功績に最大限の敬意を払ったものでしょう。

 そこで「番組の功罪」と題して偉そうに何か書こうと思いましたが、直後にフジテレビから送られてきた膨大な資料を見て諦めました。何しろレギュラーだけで総勢約290人、青年隊が39人。それも時々の“旬の人”ばかり。明石家さんまさんや笑福亭鶴瓶さんは言うに及ばず、古舘伊知郎さんやダウンタウン、中居正広さん、香取慎吾さん…というそうそうたるメンバー。橋下徹大阪市長もその1人でした。「いいともの歴史=テレビバラエティー史」あるいは「=テレビタレントの変遷」と言ってもいいでしょう。

■“密室芸人”のアドリブが支えた

 そう考えたとき、290人を仕切る…いや、彼らの魅力を自然体で引き出してきたタモリさんの底力を痛感せざるを得ません。元民放プロデューサーで同志社女子大学・影山貴彦教授(メディア論)は今回、速報の解説をお願いしようとするよりも早く、僕の携帯メールに“ラブコール”を下さりました。「いいとも!」への思いはひとしおだったようです。

 「当時“密室芸人”と呼ばれたタモリさんを、最もふさわしくない昼帯に登場させた横澤(彪・初代『いいとも』プロデューサー)さんの先見性もさることながら、番組を支えたのはひとえにジャズに造詣の深いタモリさんのアドリブと知性。初期には作家ら文化人が数多く出演したことでも分かります。番組の品格を高めました」

 たしかに、僕らにとってのタモリさんは、イグアナの物まねや4カ国国際親善麻雀であり、中学時代に聴いたニッポン放送「オールナイトニッポン」や現在放送中のテレビ朝日・ABC系「タモリ倶楽部」でのバカバカしくも知的なそれでした。さらに、早稲田大学モダンジャズ研究会出身で、天才ピアニスト・山下洋輔さんらいわゆる“筒井・洋輔文化圏”で培った瞬発力と即興性でしょうか。

 その魅力が最大限に生きたのが「テレフォンショッキング」。影山教授はそう言います。電話をはじめ番組内での行き違いやトラブルもそのまま見せてしまう。当時は実に新鮮に映りました。のちのバラエティーにも大きな影響を与えました(多少の仕込みがあったと聞きますが、今となってはそれも“込み”でしょう)。

 あるいは、さんまさんや鶴瓶さん、爆笑問題ら大物とのトークですか。そこでのタモリさんは“自分を消せる”というか、ガンガン前に出る彼らに対し、一歩引いて受け流す。サックス、トランペットを吹きまくる横で、涼しい顔をしながらベース、あるいはハイハットを刻む。遊びながらもちゃんと奏でている。ジャズなんですよね…ちょっと横道にそれました。

■ゲーム、クイズ…賞味期限切れ

 だから、レギュラー陣によるゲームやクイズが幅を利かせる最近はあまり見なくなりました。僕にとっては賞味期限でした。影山教授は「視聴者に夢を与えるテレビなのに、晩年は画面から芸能界(=芸能プロダクション同士)の縮図(=力関係)が見えた」と微妙な言い回しをします。それもテレビバラエティー史の一側面でしょうね。

 一方で、長寿番組における引き際の難しさも分かります。先ほど「いいとも史=タレントの変遷」と書きました。一時代が終わる来年4月以降、テレビから新たなタレント像が生み出されることを期待します。とともに“呪縛”から解き放たれた68歳のタモリさんを楽しみにしています。(視聴率はビデオリサーチ調べ)

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