FC2ブログ
1日1日のニュースを心と日記に記録していく
↓他のニュースは↓
人気blogランキング FC2ブログランキング にほんブログ村 ニュースブログへ 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 <
 | トップページ | 

10代の若者、仲間からのプレッシャーが大人の階段上るステップ

 仲間からのプレッシャーについての新たな研究によると、10代の若者が鳥のレミングのようにしばしばお互いにまねし合うようになるのは、脳が大人の脳に比べて世間の受け入れから多くの喜びを得ているからであり、彼らが合理的な決定をする能力が劣っているからではないことが示された。

 科学者たちは、友達からの影響に直面することが、独立思考の大人になるための道を歩む上での重要な発展段階になっていると話す。


 仲間からの圧力はしばしばネガティブなものと見られ、実際これによって子供が喫煙や猛スピードでの運転など不健康な行動に走ることがある。しかし、もっと有益な社会的行為につながることもある。例えば、友人が学校で良い評価を受けたり、運動に優れていたりすると、子供たちはこれを見習って、もっと勉強したり練習したりする可能性がある。仲間からの圧力とこれに抵抗するようになることはいずれも、自立への重要な発展段階だと専門家は指摘する。

 研究では、10代の若者は影響を驚くほど受けやすいが、どの程度かには大きなばらつきがある。10代の若者は自分たちの経験を通じて大きな喜びを得られることから、大人よりも仲間からの圧力に弱いことを示唆する研究が4月に発表されたものを含め、ぐっと増えている。10代の若者は他の人たちから好かれることに大きな満足を覚える傾向がある。


 思春期における仲間からの影響は自然で、15歳ごろにピークに達して、その後は低下する傾向がある。テンプル大学のローレンス・スタインバーグ心理学教授によると、10代の若者は18歳までに仲間との間に境界線を引くことが上手になるという。

 人々は思春期の間、新規なものを求める行動が強まる。新しい環境を探索する関心が高まるためだ。

ピッツバーグ大学医療センターで仲間からの影響と思春期の脳を研究している発展認知神経科学者、ベアトリス・ルナ氏は「家の外で探索を始め、新しい仲間の輪を作り始めることで適応できる」と指摘した。

 これまで何年間も、10代の頃は意思決定やもっと複雑な認知作用で重要な脳の部分である前頭葉が完全には発達していないと考えられていた。しかし、いろいろな研究で、感情的に興奮していない時は彼らも大人と同様に判断できることが示されているようだ。


 重要なのは、報いを感じる脳の部分が思春期により活性化し、仲間たちによって活性化されているかもしれないことだ。ルナ氏は、この神経伝達物質の高まりによって、10代の若者は同じ経験をしても、大人よりも多くの喜びを得られると指摘した。

 加えて、前頭葉と脳のその他の部分とのつながりは、人が20歳代に入るまで形作られている。このことは、10代の頃に興奮している時──仲間からの圧力はしばしば興奮を生み出す──決断を下す能力がフル回転していないことを意味する。ルナ氏は「彼らはリスクを理解していないわけではない」と述べた。

 誰が一番仲間からの圧力に抵抗力が強いかということについて、研究者たちは、人気があり、家庭が本来の機能をきちんと果たしていて、高いコミュニケーション技術がある、などいくつかの特性を持った子供たちだと確認している。ただ、人気と仲間からの影響について研究しているノースカロライナ大学のミッチェル・プリンスタイン心理学教授によると、なぜこれらの子供が圧力の影響をあまり受けないのかは分かっていない。

 仲間からの圧力は全ての子供に影響を与えるが、飲酒など危険な「悪い」行動は人気者になることに関係する傾向がある。このため、あまり人気がなかったり、自尊心が低い子供たちは学校で良いことをするよりも、むしろこうした悪い行動の面で仲間からの影響を受けやすくなる。

 専門誌「アルコホリズム」に昨年発表されたものを含めた一連の研究では、研究者たちはネット上にチャットルームを作り、子供たちが人気がある、あるいは不人気の3人の仲間と付き合うように設定した。その後、「パーティーで誰かが君にアルコールを勧めたと想像してみて。君は飲むか」 などと質問する。チャットルームの別の子供が「イエス」と答えると、その影響力は「非常に大きい」とプリンスタイン教授は述べ、「子供たちの反応は劇的に変わる」と指摘する。

 仲間が人気者である場合、社会的に強い不安感のある子供は見境なく同調する─他の子供が何を決めてもそれに同意する─が、不安感の弱い子供は選択がもっとうるさい。最も影響を受けやすい子供は最も人気のない子供だ。これは必ずしも低い自尊心がなせる技ではなく、ポジティブに評価されたいがためだ。

 仲間からの圧力に影響すると見られるもう一つの要因は民族性だ。チャットルームが白人で満たされている場合、非白人は白人の反応に大きく影響されないが、 プリンスタイン教授によると、研究からはこれがなぜなのかは解明できないという。非白人は自分たち以外の民族の仲間や人々の影響をあまり受けないということかもしれない。

 また、仲間からの圧力への抵抗の一部は、人とは違ったように見られたいという欲求によるだけなのかもしれない。ペンシルベニア大学のマーケティング教授を務めるジョナ・バーガー氏は、一部の子供が特異であることをより求めているが、それでも彼らも周囲に影響されているのだと話す。

 異なった社会的集団の子供は他の集団の子供たちと極めて異なった服を着ていることがあるが、それぞれは互いに共通点がある。例えば、学校で他の子供たちが良家風の服装をしているのを見て、あるグループがモヒカン刈りにするというようなことだ。

 「権威的な親業」と呼ばれる厳しい見境を伴う温かい育児は、より独立した思考をする子供に結び付けられている。しかし、スタインバーグ教授は、仲間からの圧力に抵抗する能力を発展させるには、親は親に抵抗するように子供を導かなければならないと警告する。同教授は「『私がそう言っているのだから、そうしなさい』式の子育てをしている親は、子供が他人の言うことに、より影響されやすい子供にしているのだ」と話す。
ニュース人気ブログ ニュースFC2ブログ ニュースブログ村
 | トップページ | 
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://newsdojo.blog54.fc2.com/tb.php/14970-e60485c5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック