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福山火災で見えた「現代ラブホ事情」 進む2極化

 【関西の議論】

 広島県福山市の「ホテルプリンス」で5月13日、宿泊客7人が死亡した火災は、古いラブホテル特有の入り組んだ内部構造などにも焦点があてられ、防火管理にも注目が集まった。全国各地で実施された消防の立ち入り検査で消防法に違反するホテルが次々と見つかる中、業界内で人気店と零細店の2極化が進む「現代ラブホテル事情」が見えてきた。(川瀬充久)

 ■不景気こその高級志向

 「非日常的な雰囲気を味わえるラブホテルならではのよさをアピールしたい」

 多くのラブホテルがひしめく大阪市天王寺区谷町9丁目周辺で、女性を中心に人気を集めるデザイナーズホテル「broccoli(ブロッコリー)」の運営会社の男性社長(59)はこう話す。

 かつては景気の影響が少ないといわれたラブホテル業界も、長引く不況で経営は厳しさを増している。このため、社長は「ビジネスホテルを利用したりカーセックスなどでホテルを使わないカップルも増えている。ラブホテルの付加価値をつけることが重要だ」と強調する。

 不況はラブホテル自体の2極化にも拍車をかけているという。「資金もなく先の見通しもたたない状況で、小規模なホテルは思い切った改装はできず、老朽化したままになってしまう」。

 こうした状況の中、「消防法の厳格化が言われているが、消防設備の整っていない小規模のホテルにとっては(経営の)致命傷にもなりかねない」と社長は業界を覆う不安を口にする。

 ■女子会にも対応

 福山のホテルプリンスのように、安い価格を売りに営業を続ける昔ながらのラブホテルがある一方、都市部では、きれいな外観、豪華なエントランス、シックな内装などを前面に押し出し、高級感あふれるタイプのホテルが主流となりつつある。

 前出のデザイナーズホテル「broccoli」も高級感漂うホテルのひとつだ。

 同ホテルでも、立地のよさからビジネス客やゴールデンウイークなどの繁忙期には観光客の利用があるほか、最近では豊富なフードメニューやアメニティ、豪華で居心地のいい部屋を目当てに訪れる利用客も多い。いくつかの部屋を借りて忘年会を行うグループや、女性数人が女子会を開くケースも出ているという。

 ■ホテルプリンスの場合

 社長が言う2極化のもう一方が、福山市のホテルプリンスだったのかもしれない。

 プリンスの周辺はもともと旅館や飲食店が立ち並ぶ繁華街で、プリンス自体も昭和35年から料亭を併設した旅館として営業していた。しかし、時代の波とともに周辺の活気が失われていくと、近くにあった数軒の旅館は次々と廃業、プリンスだけが残ったという。

 60年、プリンスは広島県警にラブホテルの営業を届け出て、営業を続けていた。ただ、旅館とその後に建てた鉄筋4階建てのビルをつなげた構造に加え、ラブホテルという特性からプライバシー保護のため窓をベニヤ板でふさぐなどしており、ホテルを利用したことのある地元の男性は「廊下は暗くてせまい。体を横にしないと人とはすれ違えなかった」と話す。

 プリンスの近くに住む主婦(53)は「昔ははやっていたが、今は以前ほど客を見ない」。ラブホテルとしてだけでは客足が伸びなかったせいか、最近ではビジネス客や観光客などの利用をウェブサイトで幅広く呼びかけていた。

 プリンスはJR福山駅から南西に約3キロ。平日は1泊3千円台と駅周辺のビジネスホテルより安く、出張や急な宿泊での利用客もあったという。広島県警などによると、犠牲になった7人の中には観光で訪れていた母娘がいたという。

 ■半数近くが違反

 福山市消防本部によると、ホテルプリンスは以前から消防設備の不備などの問題点が指摘されていたが、改善されてこなかったという。同様の問題を抱える小規模なラブホテルは多く、「厳密に消防法を適用されればひっかかるラブホテルはかなりの数になるのではないか」と話すホテル関係者もいる。

 火災直後、全国各地で行われた緊急の消防の立ち入り検査は、それを裏付ける結果となった。広島市では、ラブホテルを含む市内265カ所の宿泊施設のうち、半数近い115カ所が避難経路に荷物を置くなどの違反をしていた。

 一方、多数のラブホテルがしのぎを削る大阪市では、立ち入り検査をした市内354カ所のうち、4割以上の157カ所で消火設備や誘導灯の不備が見つかり、市は悪質な施設に警告書を交付している。

 ■業界再編も

 消防法が厳しく問われはじめたのは、平成13年に東京・新宿で起きた雑居ビル火災以降だという。前出の「broccoli」運営会社の男性社長は「消防設備関連だけで800万円ほどかかっている。小さなホテルではとても無理ではないか」と話す。

 「うちのようなラブホテルの場合、都市銀行からは融資が受けられず、資金繰りは楽ではない」という事情もあるという。消防法が厳格化された場合には、「国が何らかの融資制度を設けるなどの救済策を立ててほしい」とも。

 こうした流れの中では、小規模ホテルが経営難から次々と廃業していくことも予想されるといい、ラブホテルそのものからの客離れにも危機感を募らせる。

 「それらのホテルの客を新たに獲得できるよう、魅力あるラブホテルづくりを急がないといけない」(男性社長)。ラブホテル業界は大きな曲がり角を迎えているのかもしれない。
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