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ケータイは、なぜ2個持ちのほうが安上がりか

 日本の携帯電話の契約数は1億2942万件(2012年4月末現在、PHS含む)。ついに総人口を超えました。利用形態は様々ですが、増加の要因のひとつとして、一人で2台の携帯電話を使い分ける「2台持ち」があります。
 現在の料金体系では、1台に絞るのではなく、「データ通信」と「音声通話」のため2台を使い分けたほうが、総額の料金が安くなるケースがあります(図参照)。特にソフトバンクのiPhone向けの料金プランは格安です。

 これには、携帯各社がスマートフォンへの移行を急いでいるという事情があります。携帯各社は、音声通話よりデータ通信の収益のほうが大きくなっています。12年3月期決算で、携帯大手3社はいずれも、データ通信の収入が音声収入を超えました。これはパケット定額制の加入増でデータ収入が増えただけでなく、メールやSNSの普及により音声通話の頻度が減っていることも影響しています。音声通話の回復は難しいですから、収益を伸ばすにはデータ通信に注力するしかありません。このため大量のデータ通信に向いたスマホへの乗り換えを促そうと、割安の料金設定をしているのです。

 複数台を持つメリットは、それだけではありません。いま、同じ番号でキャリアを変更する「モバイルナンバーポータビリティ(MNP)」の利用時に、多額の現金還元のあるケースが増えています。
「1円」から「0円」にそして現金還元へ激化
 かつて「1円携帯」というものがありました。数万円の端末に、ほぼ同額の販売奨励金を付加。実質無料で端末がばらまかれました。総務省は07年に販売手法の見直しを各社に要請。「1円携帯」は姿を消しました。ところがスマホが登場した2年ほど前から、「0円携帯」が出てきました。これは端末を「24回分割」などの割賦で販売し、その割賦分を毎月の通信料から値引きすることで、実質無料になる仕組みです。端末代ではなく、通信料の値引きのため、規制の枠外とされてきました。

 そして最近増えているのが「キャッシュバック」です。MNPでキャリアを乗り換えた契約者に対して、直接現金が支払われています。たとえば定価約7万円の機種代金は実質0円で、さらに6万円の現金還元があるのです。端末だけでなく、マネーをばらまいて契約者を奪い合う。あるキャリアがキャンペーンを始めれば、競合相手が追随するという「チキンレース」の様相を呈しています。
 利用者にとっては、同じキャリアを長く使い続けることより、MNPを繰り返すほうがお得です。複数の回線で乗り換えを繰り返し、キャッシュバックを荒稼ぎする人たちは、「MNP長者」と揶揄されています。彼らの存在は、携帯市場の歪みの結果です。しわ寄せは優良な顧客層に向かいます。政府は料金に関して「事後規制」へと事実上の規制緩和を進めましたが、適正化を考えるべき状況かもしれません。

 大手キャリアはチキンレースをやっている場合ではないはずです。大規模な通信障害の発生など、通信回線は逼迫し始めています。スマホの普及は16年ごろがピークと予想されていますが、もう「使い放題」では回線がもちません。数年でパケット定額制は維持できなくなるでしょう。すでにアメリカでは大手キャリアが定額制を廃止し、従量制に移行しています。
 日本の携帯電話は「儲かるビジネス」です。12年3月期決算で携帯大手3社は2200億~4600億円という最終利益を計上しました。経営資源は回線増強に投じるべきなのですが、各社とも「純増競争」を続けてきた経緯があり、大きく舵を切れないのが現状です。
「2台持ちのほうが安い」「乗り換えを繰り返したほうがお得」といった歪みを脱し、サービスの品質を高める方向に舵を切ることが、キャリアと利用者の双方にとって有益なはずです。

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