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本屋で出合う電子書籍 危機感背景 新たな客層開拓

 店舗を持ち、紙の書籍を販売する“リアル書店”が電子書籍を活用し、集客を図ろうとする動きが相次いでいる。背景にあるのは、台頭する電子書籍への危機感。逆に電子書籍を取り込むことで、新たな客層を開拓する狙いがある。(森本昌彦)

 ◆店頭で端末を販売

 JR渋谷駅近くの大盛(たいせい)堂書店のレジ前に、1台の電子書籍端末が置かれている。同店で今年1月から販売を始めた電子コミック閲覧端末「イストーリア」(1万8千円)だ。

 認知度がそれほど高くないこともあり、これまでに売れたのは数台程度だが、店長の今関稔さん(56)は「従来のお客さまに加え、うちで電子書籍を買っていただける新しいお客さまになってもらいたい」と期待する。

 現在、イストーリアが売られているのは、全国の書店でつくる「日本書店商業組合連合会」(日書連)加盟の約100書店。書店への誘客を目的に、今年1月から電子書籍端末と書籍購入に使えるプリペイドカードの販売を開始した。販売額の一部が手数料として書店の収入になる仕組みで、当初は東京都と青森県だけでの取り組みだったが、今では10を超える府県に広がっている。

 青森県の鶴常書店相談役で、日書連の電子書籍対応部会長を務める鶴谷禄郎(つるやろくろう)さん(74)は「電子書籍を出版社や著者が電子書店を通じ、ダイレクトに販売されると、書店は蚊帳の外に置かれる。出版文化は書店が育ててきたという自負があり、何としても自分たちの道を切り開かないといけない」と話す。今年度中に日書連に加盟する書店の30%超での販売を目指す。

 ◆ポイント連携開始

 電子書店との連携や店頭での実験的な試みも行われている。三省堂書店は今年4月、電子書店とのポイント連携サービスを始めた。事業提携先の「BookLive」が運営する電子書店で電子書籍を購入した際、三省堂書店で使えるポイントが付く(事前手続きが必要)。同社企画事業本部新業態事業室長の秋山弘毅(ひろき)さん(41)は「電子書籍で読者の幅が広がれば、紙の本の売り上げにつながるのではないかと考えている」と説明。店頭で電子書籍を現金で購入できるサービスも計画している。

 日本出版販売(日販)は昨夏、全国の12書店で、同社が販売する絵本の電子書籍アプリ(ソフト)を見られる端末と、紙の原作本を並べるキャンペーンを実験的に実施した。来店者の反応を見ることで、書店と電子書籍の共存を探る試み。今年も書店での電子書籍キャンペーンを予定しているという。

 ◆取り込んで活性化

 出版デジタル機構会長で専修大学教授(出版学)の植村八潮(やしお)さん(56)は「紙の本の物量で勝負する時代は終わり、IT化をどう進めるかという時代に入った」とした上で、こうメリットを挙げる。

 「書店は本との『出合いの場』。電子書籍を利用することで在庫が増え、出合いの場を広げることができ、それによっていろいろなプロモーションができる」

 たしかに絶版本などが電子書籍で復活すれば、それを生かしたフェアなどが考えられるかもしれない。そのためには、電子書籍のインフラ整備が必要で、現時点で環境が十分整っているとは言い難い状況だ。ただ、これからの電子書籍時代を見据えると、リアル書店の電子書籍への接近は避けられない。

 ■書店数は減少の一途…進む店舗の大型化

 出版社「アルメディア」の調べによると、書店数は平成9年の2万2279店をピークに右肩下がりを続け、14年には2万の大台を割り、24年には1万4696店にまで減少した。一方で、書店の売り場面積は増加しており、大手書店による店舗の大型化が進む傾向がうかがえる。

 デジタル技術を利用した書店の活性化について探った「フューチャー・ブックストア・フォーラム」の報告書では、書店が電子書籍を「商売敵」とみるのではなく、商売に利用するよう提言している。「書店数が減少することで、読者が出版物に触れる機会が少なくなり、出版物の販売部数が減少するという悪循環が生じている」と現状を指摘。電子書籍の活用については「置きたい商品に特化して店づくりを行うことができる、といったすみ分けも考えていくことができるだろう」としている。

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