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ライトノベルが熱い 女性、30代…広がる読者

 出版不況といわれる中、売り上げを伸ばすライトノベル(若者向けのイラスト付き娯楽小説)が注目されている。出版業界では数少ない成長市場とみて、近年は大手出版社が相次いで参戦。作品のコミック化・アニメ化という多メディア展開も進み、相乗効果で売り上げを伸ばす例もあるが、一方では売れる作品と売れない作品の二極分化も指摘されている。(溝上健良)

 ◆各社の参入相次ぐ

 出版科学研究所によると、ライトノベルの推定販売金額は、平成16年の265億円から21年には301億円へと1割以上増加した。同時期に書籍の販売が約1割減少しているのとは対照的な結果だ。

 そうなれば上昇気流にあやかろうと、新規参入も自然と増える。ライトノベル分野は従来、昭和63年に角川スニーカー文庫・富士見ファンタジア文庫を立ち上げた角川グループが先行していたが、平成19年には小学館がガガガ文庫・ルルル文庫を創刊。講談社も昨年11月、講談社ラノベ文庫を投入した。

 迎え撃つ角川グループは昨年11月、MF文庫Jを展開するメディアファクトリー社を子会社化して態勢を強化。ライトノベル市場の7割を占めているとされる。

 ◆多メディア戦略へ

 なぜライトノベル市場は拡大しているのか。角川グループホールディングスの柿沢史行IR・広報室長は「想定読者は男子中高生だったが、ここ数年は女性の読者を獲得できていることが大きい」と分析する。中高生が成人しても読み続ける傾向もあり、読者の年齢層も20代から30代へと広がりつつあるようだ。

 ライトノベルは会話を主体とした読みやすい文体で「イラストと小説が一体となったパッケージ商品で、漫画とは親和性が高い」(柿沢さん)特性がある。そこで各社とも、ライトノベルのコミック化やアニメ化にも力を入れている。現在、『アクセル・ワールド』(電撃文庫)や、『これはゾンビですか?』(富士見ファンタジア文庫)などのアニメ作品がテレビで放送中。原作の売り上げにも貢献している。

 ◆平積みでないと…

 ベストセラーになるシリーズ作品も生まれている。昨年5月に刊行された人気シリーズの最新刊『涼宮(すずみや)ハルヒの驚愕(きょうがく)』前後編(角川スニーカー文庫)は初版で51万3千セットを記録。涼宮ハルヒシリーズは現在計11巻で累計発行部数は850万部に達している。ほかにも計29巻が刊行されている『とある魔術の禁書目録』(電撃文庫)などシリーズ化作品も目立つ。

 各社の参入もあって、16年から21年の5年間で新刊発行点数は3割近くも増えた。しかし、同じ5年間で1点当たりの発行部数は約1・3万部から約1・2万部へと減少傾向にあり、ヒットする作品と売れない作品の二極分化が進みつつあるという。ライトノベルは表紙にアニメ調のイラストが描かれているのが特徴で、平積みでないと書店で注目されにくい難点がある。

 出版科学研究所の柴田恭平研究員は「現在、書店の店頭では不振だった漫画文庫の売り場にライトノベルが進出するなどの動きがみられる一方、点数の増加で埋もれる作品も出てきているようだ」と懸念を示す。関係者の多くは「ライトノベルの販売にはまだ伸びしろがある」とみているが、限られた店舗の売り場面積でどう活路を開いていくのか、市場は岐路に差し掛かっているのかもしれない。

 ■あいまいな境界線 「越境」作家も

 ライトノベルは「軽い小説」を意味する和製英語で10年ほど前から使われるようになった。明確な定義があるわけではなく、一般の文芸作品との境界線はあいまいだ。

 作家は昨年、5千作品を超える応募があった「電撃大賞」などの新人賞受賞者を中心に登用されている。角川グループでは1年で20人もの作家がデビューするという。

 有川浩(ひろ)さん(39)や冲方丁(うぶかた・とう)さん(35)のように、ライトノベル出身で一般の小説を書いている作家も多い。逆に、宮部みゆきさん(51)のように、一般小説の作家がライトノベルに進出する例も出ている。

 さらに小説の表紙にアニメ調のイラストをあしらうなど、ライトノベルの手法を使って販促を図る作品も。200万部を突破した『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』もその一例といえる。

 ライトノベルの多くは文庫で、文芸作品のような雑誌連載→単行本→文庫化という経路をたどることなく、文庫での書き下ろしが主流。中高生が買いやすい価格となっている。学園ものやラブコメディーなど若者を意識した題材が多いが、ジャンルの幅は年々広がり、内容的にも一般小説と区別されにくくなっているのが現状だ。
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