FC2ブログ
1日1日のニュースを心と日記に記録していく
↓他のニュースは↓
人気blogランキング FC2ブログランキング にほんブログ村 ニュースブログへ 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 <
 | トップページ | 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ニュース人気ブログ ニュースFC2ブログ ニュースブログ村
 | トップページ | 

芥川賞の円城塔さん「ニコ動見てたら受賞の電話が」

 「道化師の蝶」で芥川賞を受賞した円城塔さん(39)は17日午後8時半過ぎから、東京・丸の内の東京会館で会見に臨んだ。グレーのジャケットにストライプシャツ、ジーパンという服装の円城さん。大学時代には物理を研究していた“理系作家”らしく、落ち着いた語り口で、受賞の感想を話した。最初に円城さんからの受賞あいさつがあり、その後、報道陣との質疑応答が続いた。

 「本当にこのたびは栄誉ある賞をいただきまして、ありがとうございました。大変大胆な決断があったのではないかと思っています。私の書くものは割と奇妙と言われることが多いのですが、その奇妙な方向がくみ取っていただけたのではないかと思っていますので、奇妙な小説を続けたいと思っています」

 --今回3度目のノミネートで、トントン拍子でこられた印象がありますが、順調にこられたと思っていますか

 「早稲田大学の坪内逍遙大賞奨励賞を11月にいただいて、あれは3回目なのですが、受賞者が芥川賞か直木賞を取らねばならないという大変怖い賞で、今回無事いただけて大変ありがたいと思っています。順調にきたかというお話ですが、まだまだ直さなければならないところも多いし、ようやく少し小説として自分のやりたいものを高めてきたところでいただけたという感じで、大変いいタイミングでいただけたなと思っています」

 --ご両親に電話は

 「かけたんですが、話し中で…(笑)」

 --先ほど「大胆な決断」とおっしゃったが、その意味は

 「自分のことだけですが、芥川賞というのは多くの人に読まれる賞ですので、それにはまだ足りないと言われる可能性が高いと思っていました。ただ、小説というものはいろいろなことができるので、こういうのも広めていいのではないかと判断いただけたのかなと思っています」

 --ものを書くとか想像するということを書かれていますが

 「言葉というのは何かという不思議なことを考えていくと、ああいうものを書いてしまうということがあります。ただ、それが小説の姿として完全に前面に出ることがいい形なのかというと、必ずしもそれがいいとは思っていませんで、私の今のところの力不足だという感じはしています。もっと多くの人に読んでいただくためにも、そこはいろいろ考えていきたいと思います」

 --言葉が不思議だということを具体的に説明してください

 「それは、もう素朴な話で今こうして話している言葉がどう伝わっているというような話から、どうして外国語が存在しているのか、言葉が分かれたならどこで分かれたのか、始まったのであればどこで始まったのか、というような日常的に感じる不思議さです」

 --これまで純文学、SFと幅広く活躍してきましたが、今後どのような作品を書こうとされていますか

 「いろいろやっていければと思います。とりあえず、次なんですが、ほぼ同時期にデビューして3年前に亡くなった伊藤計劃(けいかく)という大変力のある作家が遺(のこ)した30枚ほどの原稿があります。それを引き継ぐということは彼の書くようにはできませんが、完結させるということをご家族の了解を得てこの3年間やってきました。そろそろ終わりそうです。なぜおまえがという批判は当然あると思いますが、次の仕事としてやらせていただけたらと思います」

 --きょう奥さまとは

 「特に、特に(ありません)。直前に体調崩したことあって、ホテルの部屋でニコニコ動画を見ながら待っていました。『結果が出ました』というから『電話が来てないよ』というと、『そうか、直木賞早いな』とか言っていたら、電話が鳴って『今ニコニコ動画を見ているのに』と取ると、『おめでとうございます』と。よくわからないうちにバタバタだったので、ちょっと落ち着いてよかったなと思います」

 《電話しているようなポーズをし、身ぶり手ぶりを交えながら、ユーモラスに説明する円城さんの話に、会見場も笑いに包まれた》

 --影響を受けた作家は

 「安部公房さんはとても大きな存在としていらっしゃると思います。ぜんぜん僕も同じような傾向のものを書いているわけではないですが、ちょっと外れたというふうに見なされがちなものでいうと、安部さんが一番です」

 --伊藤計劃さんはどういう存在ですか。奥さまとは仕事の話をしないそうですが、読まれていないのですか

 「後ろのほうの質問からですが、あまり聞かないようにしているので、こっそり読んでいるかもしれません。こっそり読んでも『なるべく教えてくれるな』といっています。日々の暮らしのことなので、横にいつも読んでいる人がいると辛いです。伊藤計劃ですが、友人だったのかといわれると、あまりにも短い期間でしたのでほかにも友人がいらっしゃるのであれなんですが、大変優れた書き手であって、大変僕も影響を受けた作家です」

 --選考委員の黒井千次さんが「あまりよく分からなかった」とおっしゃっていましたが。また受賞作のあらすじを教えてください。

 「当然、読めないという方がいらっしゃるのは、本当に私の力不足としかいいようがなくて、より広い方に読まれていくようにその方法を探したいと思っています。あらすじは着想をどう捕まえるかという話を書こうかと思いました。着想でも記憶でもいいんですが、あらかじめ知っていたら、着想する必要ないんです。それはどこかから取ってこなければいけない。どこかから取ってくるというのがありまして、そういう自分では分からない、周りの環境で決まっていることが結果的に自分の中に入ってしまうという状況を書くとどうなるのかなという話ですね。あらすじではなく、どうして書いたかという話になっていますが、そういう話です。あらすじはいろいろな人が出てきて旅をする話です」

 --小説を目指して追求するものは

 「小説を実際書かないと考えられないようなことを考えられれば、面白いと思っています」

 --黒井さんが「田中さんのは古めかしい」、円城さんのほうは「新しい現代的な小説」とおっしゃったが。新しいと言われることについて。また、田中さんの作品の感想は

 「今回2人で田中さんといただけたのは、大変ありがたいのはありがたく、気が楽といってしまうとあれですが、右を守る左を守るというようなイメージが若干あります。新しいといわれると、実験的なものを書いている方は100年前からいるわけで、本当に新しいものを出すのは大変難しい。それすらも古くなっているという状態はもちろんありますので、そのへんは非常に難しいバランスを何か探していかなければならないという意味で、まだ迷っています」
ニュース人気ブログ ニュースFC2ブログ ニュースブログ村
 | トップページ | 
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://newsdojo.blog54.fc2.com/tb.php/10675-44e91d17
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。